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責任の範囲
物心共に突き抜けて成功していく人は、 この“範囲”が広い人だという。 コツコツコツコツ自分を観て 磨いていくことはYogaが教えてくれた。 それは本当にコツコツとしか言えない。 まるで進歩がないように感じるほどの 日々の微細な変化。 それをジャッジ無しにキャッチしていく。 それが一番着実で、 再現性のある方法だった。 呼吸を基準にしながら、 身体も心も観て、扱っていく練習。 とにかく“今”にあること。 何度も言うが、 ポーズの上手い下手に価値はない。 ヨガの練習で培った「観る力」は、 フィルターを介さず、ただ誠実に 他者を理解しようとする眼差しも育てた。 それでもいつも、 “余計なことはしないように”とあえて口は出さずにいた。 私自身の理解のために、 その力を使っていたから。 でも、影響力が生まれてくるのは、 その視点を“自分の中”だけでなく、 “関わる世界”にまで広げていったとき。 責任の範囲を広げるというのは、 誰かをコントロールすることではなく、 自分が関わる場や関係性を 引き受けるということ。 私たちは、愛そのもの。 私はあなた、あなたは


戦車から国旗へ、チャクラの道
チャクラとは元々 馬車や戦車の「車輪」を意味していた。 紀元前1500年ごろ、 中央アジアから移動してきたアーリア人にとって、 戦車は戦いと生活に欠かせないものだった。 ヴェーダ文化は「非暴力」と イメージされることもあるけれど、 初期のアーリア人は好戦的で、 祈りも神々のご機嫌をとり 豊穣や勝利を得るためのものだった。 外の戦車の車輪が、 内なるエネルギーのシンボルへと 変わっていくのは、 タントラ思想が展開した中世以降のこと。 そして現代のインド、Bharat(भारत)でも、 車輪は力強いシンボルとして生き続けている。 国旗の中央に描かれた 「アショーカ・チャクラ」は、 ダルマ(dharma, धर्म)=法と秩序 を映す24本スポークの輪。 時間の循環、宇宙の秩序、進歩や平和を 象徴するモチーフとして受け継がれている。 チャクラの歴史は、 戦車から内なる象徴、そして国家シンボルへ── 5000年を超えるインド文明の 歴史そのものを語っている。 #大阪万博 #expo2025 #インド館 #前通っただけ😂 #遠くから見てもインドっぽいな


知足と欲望 ─ 満足のその先
「知足」足るを知る。 ヨガを含む古代インド思想に遡り、 仏教や道教を通じて私たちの文化にも浸透する思想。 ヨーガ八支則のニヤマ(勧戒)にある サントーシャ(満ち足りる心)は、 “今あるものに感謝し、ありのままを受け入れる” 豊かな心を育む教え。 ヨーガの教えに心を奪われて以降、 “もっともっと”と欲するより “今、満ち足りている” と感じることで生きやすくなった。 物質主義や競争社会で傷ついていた私を 救ってくれた教えのひとつ。 ──でも最近、気づいた。 「禁欲こそが美徳」と思い込み、 望むこと自体にブレーキをかけていたことに。 現状に満足することは大事。 でも、 成長やより良い状態を望むことも 人間に許された喜びであり、活力なんだって。 その両方があってこそ、 人生は豊かになるのかもしれない。
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