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人生のパフォーマンスは、お腹から変わる|身体と心をつなぐ「おなか」の話

3 時間前
読了時間: 8分

こんにちは。AnantaのSaryです。お腹セラピストをしています。


10月20日(火)に、Zoomで『身体と心をつなぐ「おなか」の話』というセミナーをしました。参加してくださった皆さま、本当にありがとうございました。


この記事では、当日お話ししたことをぎゅっとまとめてお届けします。



お腹って、どんな存在?


お腹は、体のちょうど真ん中にあります。


呼吸、姿勢、自律神経、感情、消化・吸収、血糖の調整、ホルモン、免疫、排泄、血液のめぐり。お腹は、本当にたくさんの働きに関わっています。



筋肉も、神経も、臓器も、心も。全部、お腹でつながっていると言ってもいいくらいです。だからこそ、お腹をケアするメリットは大きいと私は考えています。


「人生のパフォーマンスは、お腹から変わる」。ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、今日いちばん持って帰っていただきたいメッセージです。


健康の土台は「消化吸収力」と「自律神経」


健康を考えるとき、何から整えるか。その順番を大事にしてほしいと思っています。



薬やハーブ、サプリが必要な場面も、もちろんあります。私もお世話になっています。


でも、たんぱく質・糖質・脂質といった栄養が足りていて、それをちゃんと消化吸収できていないと、上に何を足しても積み上がっていきません。どんなに良いものを食べても、取り込めなければ体には届かないんです。


そして、胃腸の動きも、消化液の分泌も、血流も、自律神経の指令で動いています。


つまり、健康の土台は「消化吸収力」と「自律神経のバランス」。この2つは、どちらもお腹と深く関わっています。お腹のケアは、健康の土台づくりでもあるんですね。


私はよく「健康は順番が9割」とお伝えしています。何を足すかの前に、まず土台があるかどうか。そこから始めるのが、いちばんの近道だと思っています。


お腹からのサイン、見過ごしていませんか?


便秘、胃腸の不調、眠れない、疲れが取れない、生理痛、冷え、むくみ…。


「いつものこと」と思っているその不調が、お腹からのサインかもしれません。内臓は、症状が出にくい場所です。小さなサインのうちに気づいて手を打つことが、とても大切だと思っています。


お腹のケアは、内と外から


お腹のケアは、内側からも外側からもできます。



内側から(インナーケア)は、まず自分の現在地を知ること。栄養や体の働きについて正しい知識を身につけて、消化吸収力と血糖コントロール力を育てていきます(糖活)。


外側から(アウターケア)は、お腹に触れてほぐすこと。お腹がもともと持っている力を、外からの刺激や運動で後押ししていきます。その一つが、お腹に触れるケア「メディカルチネイザン」です。


内と外、両方がそろってこそ、土台が育っていくと考えています。


西洋でも東洋でも、お腹は「中心」だった


ダ・ヴィンチの、手足を広げた人の絵を見たことはありますか? あの円の中心は、おへそです。古代ローマの建築家が「おへそは人体の自然な中心」と書いたものを、ダ・ヴィンチが絵にしたそうです。



東洋の伝統医学でも、お腹は大切にされてきました。



中医学には「脾(ひ)は後天の本」という言葉があります。生まれた後の生命力は、食べたものを消化吸収する力が土台になる、という考え方です。インドのアーユルヴェーダでは「アグニ(消化の火)」がほどよく燃えていることを大切にしますし、日本の漢方には、お腹に触れて全身の状態をみる「腹診」があります。


伝統は違っても、お腹を「健康の土台」と見るところは同じなんですね。


チネイザンは、こうした東洋の考え方を背景にした、お腹のボディワークです。ストレスで胃がキリキリする、緊張するとお腹が痛くなる。お腹と心がいつも連動していることは、きっと皆さんも日常で感じていると思います。



東洋医学では、五臓(肝・心・脾・肺・腎)がそれぞれ感情とも結びついていると考えられてきました。肝は怒り、脾は思い悩み、といった具合です。怒りすぎ、悩みすぎといった感情の偏りも、不調の一因になるという考え方です。


感情の変化は、人に欠かせないもの。でも、どんなことも「過度」になると、心と体の負担になります。日本語にも「腹が立つ」「腹を割って話す」「腑に落ちる」と、お腹と気持ちを結ぶ言葉がたくさんありますよね。


脳と腸は、いつも対話している


現代医学でも、お腹と心のつながりは「脳腸相関」として研究されています。



脳と腸は、自律神経やホルモンなどを通して、お互いに情報をやり取りしています。腸は独自の神経ネットワークをもっていて、「第二の脳」とも呼ばれます。


脳と腸をつなぐ迷走神経は、その約8割が「お腹から脳へ」情報を送る向きの神経です。お腹の状態は、私たちが思っている以上に、脳に届いているんですね。


自律神経と「安心モード」


自律神経には、ざっくり3つのモードがあると考えられています(ポリヴェーガル理論)。



安心してつながっているモード、戦う・逃げるの「アクセル」モード、そして固まる・止まる「ブレーキ」モード。どれも、体を守るための大切な働きです。


大事なのは、緊張しても「安心モードに戻ってこられること」。戦うモードのときは、消化している場合じゃないので、胃腸の働きはお休みになってしまいます。



犬や猫は、安心している相手にだけお腹を見せますよね。お腹は骨で守られていない、いちばん無防備な場所。人も不安なときは背中を丸めてお腹を守り、安心すると胸もお腹も開きます。


体に「安全だよ」と伝える合図として、次の3つを紹介しました。


  • 吐く息の長い呼吸

  • 安心できる人や声にふれること

  • やさしく触れられること


呼吸は、自律神経の中で唯一、自分でコントロールできるものです。緊張が続いている方は、吐く息を長くすることを、ちょっと心がけてみてください。


やさしいタッチのマッサージや、親子のふれあい。人の手でしか届けられない心地よさは、AIの時代だからこそ大切にしたいと思っています。


血糖・睡眠・更年期とお腹


血糖の調整にも、お腹が関わっています。



食べたものから糖を吸収する腸、糖を蓄えて足りないときに出す肝臓、ホルモンで血糖を上げ下げする膵臓。血糖は全身で調整していますが、その入口と調整役がお腹に集まっています。


血糖が急に上がったり下がったりすると、体はそのたびにホルモンを出して調整します。下がりすぎると、アドレナリンなどが出て「戦う・逃げる」の緊張モードに入りやすくなります。夜中に血糖が下がると、眠っている間も体が休まりにくくなります。


更年期の不調も、自律神経とつながっています。女性ホルモンが減ってくると、脳の司令塔が空回りして、ほてりや不眠、気分の波などが出やすくなります。ホルモンの変化は止められません。でも、血糖・お腹・睡眠を支えることで、揺れを小さくしていくことはできると考えています。


お腹は「生み出す」場所



東洋医学では、お腹(脾胃)は食べ物と呼吸から気・血・水を生み出す場所。おへその下の「丹田」は、気を蓄えて練る場所とされています。


現代医学で見ても、お腹はたくさんのものを生み出しています。体の中のセロトニンの約9割は腸にあります(脳のセロトニンとは別に、腸の動きなどに関わっています)。免疫細胞の6〜7割も腸に集まっているといわれています。腸内細菌は、短鎖脂肪酸やビタミンを作ってくれます。


お腹のケアは、お腹がもともと持っている「生み出す力」を後押しするもの。リラックスして副交感神経が働くと、消化や吸収も進みやすくなります。


お腹をケアすると、何が変わる?



呼吸や消化、めぐりなど、体が本来もっている力が働きやすくなる。揺れても、安心に戻ってこられる。体の声に気づいて、不調が大きくなる前に手を打てる。


安心している人の表情や声は、まわりにも安心を伝えます。今の土台づくりは、年齢を重ねた先の健康にもつながっていきます。


お腹のケアは、自分らしく生きる土台づくりだと思っています。


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  • お腹のケアを受けてみたい方:メディカルチネイザンの施術(大阪市中央区)

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コースは全24時間のマンツーマンレッスンです。お腹の手技と胸郭まわりのリンパケアの実技に加えて、消化器官や女性の体についての座学があります。座学はオンラインでも受けられ、日程はご都合に合わせて相談できます。対面は大阪市中央区で、出張講座にも対応しています。


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※セミナーの録画は、10月31日(土)まで公式LINEで公開しています。


※この記事は、セミナーでお話しした内容をもとにしています。体調に不安がある方は、医療機関に相談してくださいね。

 
 
 

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