お金がない、が先に来る人。
- Sary

- 3 日前
- 読了時間: 7分

「お金がない」
よく聞く言葉だけど、
正直に言うと、
私はほとんど嘘だと思っています。
だって、
すべての銀行口座の残高をかき集めて
3,000円以下になったことがある大人って、
そんなに多くないはずだから。
私は、あります。
一度や二度じゃありません。
(自慢すな)
⸻
開業してから5年。
初めて自分の口座残高が1,000円を切ったとき、
焦るを通り越して、笑いました。
お手上げでーす🙌🤷♀️って。
エリートサラリーマンだったはずの自分。
製薬業界で、安定した収入があって、
ロングヘアにピンヒール、
タイトなスーツを着ていた頃の私。
そういえば、
年に3回ボーナスがあって
給料と別に日当もあったなぁ。
あの頃の私が見たら、
今の私を「負け組」だと
笑うかもしれません。
正直、
「会社員を辞めなければよかったかな」
「辞めてなければ、今ごろ…」
そんな考えがよぎったことも、あります。
でもね。
過去に縋っている時って、
自分の未来を信じていない
不健全な状態なんですよね。
「あの頃はよかった」
「前はできてたのに」
「まじでどーしよー」
そんな思いを、私も何度も抱きました。
でも、
/
意識を過去に飛ばしている時とか
不安や感情に苛まれてる時って
だいたい《暇》なんだよ。
\
そう言われたことがあります。
えーっ!そんなはずは…🫨
って思ったけど、冷静に考えれば
確かにそう。
不安で頭をいっぱいにできる
「余白」が、まだそこにある。
感情に浸ってる暇が、
のんびり考えてる暇が、
そこにはある。
まだ、必死の手前、とも言える。
とは言え、
もちろん本人はめちゃくちゃ一生懸命
やってるつもりなんですよ。
心の中で泣きながら、もがいている。
でもその努力の方向性は?
自分の置き所は?
って話なんですよね。
⸻
未来を大きく見据えている人は、
過去に浸っている余裕がありません。
やることがあるから。
集中する対象が「これから」だから。
だから私は、
お金がないときほど、
「どうにかしなきゃ」より先に、
視座を戻すことを大事にしてきました。
よく考えてみて。
あの頃は恵まれていて、
今は恵まれてないのか?
そんなはずないよね。
自分が信じる道を選べていて
自分の時間をどう使うかを
自分で決められるし、
そんな人生を選べている幸せを
私は手に入れている。
お金がない惨めさを感じることもあるけど、
自分に嘘をつかずに偽らずに仕事ができる、
自分を生きることができる実感、
そんな幸せあの頃はなかった。
なんならずっと目が死んでたし、
顔つきも今よりもっとキツかった。
私たちはいつどんな時だって
恵まれてるし、守られてる。
ただ、
そのことに気づけない時がある。
むしろ、それに辿り着けずに
人生を終える人がほとんど。
⸻
目線が下がって、
今の不足や不安だけを見ていると、
本当は持っているものが
見えなくなる。
お金がない、
人間関係がうまくいかない、
仕事がつらい。
それらを「現実そのもの」だと
思い込んでしまう。
ヨガでは、
こうした“見え方”をマーヤーと呼ぶ。
まやかしのマーヤーだと
日本語を話せるインド人の先生は言っていた。
現実が存在しないという意味ではなく、
見ている視点によって、
世界の捉え方が歪んでしまう状態。
視座が変われば、
同じ現実でも、
まったく違って見えてくる。
⸻
インドの教えに、
カルマヨーガという考え方があります。
簡単に言うと、
・やるべきことをやる
・結果は手放す
・無知や自我(エゴ)でコントロールしない
という生き方。
未来を信じて、
今の自分ができる行為に集中する。
⸻
とは言え、もちろん、
人は何度もコンフォートゾーンに
引き戻されそうになります。
現状を抜けたいと思って
始めた行動だとしても、
なんだかんだで
自分に刻み込まれている
古巣への愛着。
安定
慣れ
「前に戻れば楽」という誘惑
でも、
「この思考は、今、引き戻しの力が働いているからだな」
そう気づいた瞬間に、
もう半分は抜けています。
問題は、
引っ張られていることに気づかず、
「お金がない」「できない」「向いてない」と
理由づけを始めること。
⸻
「お金がない」が先に来る人は、
実はお金そのものの問題を
扱っているわけではありません。
良い♡欲しい♡やりたい♡
そうした自分の感覚を信じられず、
自分よりも上に、
お金に価値の基準を置いてしまう。
自分の感覚を信じられないと、
目線は下がり、
未来を見ることができなくなります。
すると判断の基準は、
これからどう在りたいかではなく、
今、手元にあるお金になります。
だから、
お金のことが必要以上に大きく見えたり、
動く前から結果を恐れてしまう。
実際に足りないのは、
お金ではなく、
自分の感覚を信じて
未来に向かって選ぶ力です。
そして、
その「自分の感覚(直感)」を
司っているのが、
実は脳ではなく、
お腹(腸)なんです。
⸻
お金も、チャンスも、エネルギーも、
通る場所が整っていないと、流れません。
だから必要になるのが、
その「通る場所」である身体のケアです。
マイクロバイオームや
自律神経といった視点は、
そのためのもの。
知識で頭でっかちにすることではなく、
実際にリラックスしてゆるむことや、
適度に身体を動かすことも欠かせません。
その上で、マインドの持ち方。
つまり、視座。
潜在意識の書き換えを繰り返しても
現実が変わらない人が多い理由は
身体にあります。
思考ぐるぐる、
感情ずぶずぶ、
ふわスピタイプの落とし穴はココ(カラダ)。
それが悪いって言ってるんじゃないよ!
でももし、
そこ出たいなら、出たら良いんだよ?
出るだけだよ?って話。
⸻
「頑張ればなんとかなる」でもなく、
「引き寄せればいい」でもない。
自分の土台を、正しく作り直す。
その上で、
やることをやって、結果は手放す。
これが、
私がここまで来て、
やっと腑に落ちたやり方です。
今、もし
・お金の不安が頭から離れない
・やる気はあるのに、動きが重い
・選択がいつも怖い
・本当はもっとできる気がしている
そんな感覚があるなら、
それは能力の問題じゃありません。
土台の問題です。
⸻
体操と瞑想と哲学が、
一つの体系としてセットになっている
ヨガという存在は、
どんな観点から切り取っても
私にとっては土台作りに欠かせない
最も信頼できるの実践の一つです。
ですが、今回は、
もっともっと
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